Meterpreter を利用して Web サーバーを攻撃する Kimsuky グループ

AhnLab Security Emergency response Center(ASEC)では最近、Kimsuky 攻撃グループが Web サーバーを対象にマルウェアを配布していることを確認した。Kimsuky は北朝鮮のサポートを受けていることが分かっている脅威グループであり、2013年から活動を続けている。初期には韓国の北朝鮮と関連した研究機関等への攻撃を行っており、2014年には、韓国のエネルギー機関への攻撃を行った。2017年以降は、韓国以外の他の国への攻撃も行っている。[1] ASEC ではブログを通して Kimsuky グループの様々な攻撃事例を解析および公開しており、主にメールに…

MS-SQL サーバーの sqlps.exe ユーティリティを悪用した Remcos RAT の拡散

AhnLab Security Emergency response Center(ASEC)では最近、不適切に管理されている MS-SQL サーバーを対象に Remcos RAT がインストールされていることを確認した。このような事例は2022年2月に当社のブログを通じて紹介したことがある。 今回の事例は当時の配布方式とは異なり、配布時に攻撃者が sqlps…

ASEC 週間マルウェア統計 ( 20230508~20230514 )

ASEC(AhnLab Security Emergency response Center)では、ASEC 自動解析システム RAPIT を活用し、既知のマルウェアに対する分類および対応を進めている。本記事では、2023年5月08日(月)から5月14日(日)までの一週間で収集されたマルウェアの統計を整理する。 大分類の上ではインフォスティーラーが49.8%と1位を占めており、その次にダウンローダーが37.3%、バックドアが11.0%、ランサムウェアが1.4%、コインマイナーが0.5%の順に集計された。 Top 1 –…

日本のユーザーを対象に拡散しているインフォスティーラー

ASEC(AhnLab Security Emergency response Center)では最近、日本のユーザーを対象として成人向けゲームに偽装した情報窃取型マルウェアが配布されていることを確認した。配布経路は確認されてないが、成人向けゲームであるため、Torrent や違法共有サイトを通じて配布されているものと推定される。 成人向けゲームに偽装したマルウェアを配布する方式は、韓国国内でもよく使用される方式である。攻撃者は既知のマルウェアの代わりに、自ら製作したものと思われるマルウェアを使用しており、PDB 情報を通じて Stellar、ReceiverNeo という名前であることと確認した。以下のパスはマルウェアが検知されたパスであり、ここで取り扱ったタイプ以外にも、様々な成人向けゲームに含まれて配布されていると推定される。 %UserProfile%\Desktop\bubbledehousede_trial\バブルdeハウスde〇〇〇 体験版\ %UserProfile%\Download\anim_あねつまみ…

ASEC 週間フィッシングメールの脅威トレンド (20230430 ~ 20230506)

AhnLab Security Emergency response Center(ASEC)では、ASEC 自動解析システム(RAPIT)とハニーポットを活用してフィッシングメールの脅威をモニタリングしている。本記事では、2023年04月30日から05月06日までの一週間で確認されたフィッシングメール攻撃の拡散事例と、これらをタイプ別に分類した統計情報を紹介する。一般的にはフィッシング攻撃者が社会工学技法を利用し、主にメールを利用して機関、企業、個人などに偽装したり、これらを詐称することで、ユーザーにログインアカウント(クレデンシャル)情報を流出させる攻撃のことを指す。また、フィッシングは広い意味で、攻撃者が各対象を相手にする情報流出、マルウェア配布、オンライン詐欺行為などの攻撃を可能にする不正な手口(technical subterfuge)を意味する。本記事では、フィッシングは主にメールで配布される攻撃というところにフォーカスをあてている。そして、フィッシングメールをベースに行われる様々な攻撃方式を詳細にカテゴライズする。そしてまだ発見されていなかった新たなタイプや注意すべきメールをキーワードとともに紹介し、ユーザーの被害の最小化に努める。本記事で扱うフィッシングメールは添付ファイルのあるメールのみとする。添付ファイルがなく、不正なリンクのみが本文に含まれているメールは本記事では扱わない。 フィッシングメールの脅威タイプ 一週間のフィッシングメールの添付ファイルのうち、偽のページ(FakePage, 44%)が最も多い数を占めていた。偽のページは攻撃者がログインページ、広告ページの画面構成、ロゴ、フォントをそのまま模倣したページで、ユーザーに自分のアカウントとパスワードを入力するように誘導し、入力された情報は攻撃者の C2 サーバーに転送されたり、偽のサイトへのログインを誘導したりする。以下<偽のページ…