ワーム型マルウェアを悪用した Linux SSH サーバー向けコインマイナー拡散事例

AhnLab Security intelligence Center (ASEC) では、複数のハニーポットを活用し、適切に管理されていない Linux サーバーを標的とした攻撃を継続的に監視している。最近では、ワーム機能を持つマルウェアを利用して、XMRig コインマイナーをインストールする事例を確認した。 今回の攻撃では、ShellBot マルウェアだけでなく、MIG LogCleaner…

送金確認書を装ったフィッシングメールに注意

最近、AhnLab Security intelligence Center (ASEC) は、送金確認書を装ったフィッシングメールの拡散事例を確認した。このメールは、韓国の特定企業の社員になりすまし、受信者に添付された支払い関連の送金確認書を装った悪意ある XLS ファイルを確認するよう誘導する。 ユーザーが添付された XLS ファイルをダウンロードして開くと、[図1] のように正常な送金確認書の内容が表示される。これは、ユーザーの警戒心を下げるためのおとり文書…

プロジェクト提案書を装ったフィッシングメールに注意

最近、AhnLab Security intelligence Center  (ASEC) は、プロジェクト提案書を装ったフィッシングメールが拡散されていることを確認した。このメールは、「できるだけ早く提案書と確定した納期スケジュールを提出してほしい」という内容を装い、添付された圧縮ファイルをダウンロードするよう誘導する。   [図1] フィッシングメール本文   ユーザーが添付された圧縮ファイルをダウンロードして展開すると、[図2] のように提案書を装った…

白い南京錠に閉ざされたファイル、WhiteLock ランサムウェアの警告

ファイルが次々と暗号化され、さらにリモートアクセスツールまで停止した場合、すでにランサムウェア感染が進行している可能性がある。最近確認された WhiteLock ランサムウェアは、Windows 環境の主要なファイルを暗号化した後、ランサムノートを生成して身代金を要求する。暗号化の過程で外部サーバーと通信し、AnyDesk や TeamViewer などのリモートアクセスツール関連サービスを停止させることで被害者のリモート対応を妨害する点が特徴である。 本ブログでは、WhiteLock ランサムウェアの主な動作とランサムウェア対策において確認すべきセキュリティポイントについて解説する。 WhiteLock は、感染したシステム上のファイルを暗号化し、その復号と引き換えに身代金を要求する典型的なランサムウェアである。暗号化されたファイルには「.fbin」拡張子が追加され、感染システムには「c0ntact.txt」というランサムノートが生成される。 WhiteLock…

カカオ (Kakao) アカウント移行に関するメールを受け取ったら?まず確認すべきポイント

最近、カカオ (Kakao) の公式案内メールを装った「アカウント移行案内」のフィッシングメールが確認された。このメールは、ユーザーのカカオアカウントが移行される予定であると装って不安をあおり、本文内の「アカウント利用確認」リンクをクリックするよう誘導する。ユーザーがリンク先のフィッシングページでメールアドレスとパスワードを入力すると、その認証情報が攻撃者の管理する外部サーバーへ送信される可能性がある。本ブログでは、カカオアカウント移行案内を装ったフィッシング手口と、ユーザーが注意すべきポイントについて紹介する。 ログインページのように見えても目的はアカウント情報の窃取 カカオアカウントは、メッセンジャー、ポータルサイト、各種オンラインサービスと連携しているため、攻撃者に頻繁に狙われるアカウントの1つである。ASEC は最近、北朝鮮関連の人物を標的としたカカオを装うフィッシングメールを確認した。 今回のフィッシングメールは、カカオアカウントの移行案内を装い、ユーザーの不安をあおるとともに、「アカウント利用確認」を名目として本文中のリンクをクリックさせる手口であった。「アカウント移行」「利用確認」「セキュリティ確認」といった、ユーザーに行動を急がせる表現は、フィッシングメールでよく使われるキーワードである。 [図1] カカオアカウント移行案内を装ったフィッシングメール本文 しかし、これらの文言に埋め込まれたハイパーリンクをクリックすると、カカオアカウント管理サイトを模倣したフィッシングサイトへ誘導される。フィッシングサイトにはメールアドレスとパスワードの入力欄が表示され、ユーザーがアカウント確認手続きと誤認して情報を入力すると、その認証情報が外部へ送信される可能性がある。 このように攻撃者は、実際のサービスのロゴや案内文を利用してユーザーの警戒心を下げるため、メール画面のデザインだけで正規サービスかどうかを判断してはならない。 フィッシングページで確認すべきポイント…

フィッシングメールを通じて拡散されている Vidar インフォスティーラー

1. 概要 Vidarは2018年に初めて確認されたインフォスティーラーであり、Malware-as-a-Service (MaaS) として提供されるマルウェアとして運用され、現在に至るまでさまざまな攻撃を通じて継続的に拡散されている。AhnLab Security intelligence Center (ASEC) では、韓国を含む各国を対象とした Vidar の拡散事例を継続的にモニタリングしており、本ブログでは2026年上半期に確認された…

正常な履歴書のように見えるが、実行した瞬間に感染開始

最近、履歴書ファイルを装った悪意のあるショートカット (LNK) ファイルが拡散されており、企業ユーザーの注意が求められている。攻撃者は企業名や職種名を含む履歴書文書のようなファイル名を使用し、実行時には正常なデコイ (Decoy) 文書を表示することで、ユーザーの警戒心を低下させる。その後、追加の悪意のあるファイルをダウンロードしてバックドアマルウェアの実行を試みるほか、タスクスケジューラへの登録、スタートアップへの登録、DLL Side Loading などによって持続性を確保する。 特に、履歴書を装った文書ファイルは業務環境で容易に開かれる可能性があるため、セキュリティ担当者および従業員には慎重な確認が求められる。 本ブログでは、履歴書ファイルを装って拡散されている悪意のある LNK ファイルの主な特徴と対策について解説する。…