MongoBleed (CVE-2025-14847):8年間潜伏していた致命的な MongoDB メモリ情報漏えいの脆弱性

概要 2025年末、MongoDB において長期間潜伏していた高危険度 (High) のメモリ情報漏えいの脆弱性が公開された。MongoBleed と名付けられた本脆弱性は、認証を伴わない状態で初期化されていないヒープメモリを読み取ることが可能であり、その結果、機密情報が漏えいする恐れがある。また、CISA は本脆弱性を KEV リストに登録し、実際に悪用されている可能性を前提として迅速な対応を推奨している。 本稿では、MongoBleed (CVE-2025-14847) の発生原理および攻撃フローを整理するとともに、8年間にわたり発見されなかった背景と、本脆弱性への対応策について解説する。…

ウェブハード (成人向けゲーム) を通じて拡散している xRAT (QuasarRAT) マルウェア

AhnLab SEcurity intelligence Center (ASEC) は、最近韓国で収集されているマルウェアの配布元を監視する過程で、xRAT (QuasarRAT) マルウェアが成人向けゲームを装い、ウェブハードを通じて配布されている事例を確認した。ウェブハードは、韓国においてマルウェア配布に頻繁に悪用される代表的なプラットフォームである。 一般的に攻撃者は、njRAT や XwormRAT のように容易に入手可能なマルウェアを使用し、ゲームなどの正規プログラムや成人向けコンテンツを装ってマルウェアを拡散する。このような事例は、すでに以下の…

人事評価シートを装って配布されている Guloader マルウェア

最近、AhnLab SEcurity intelligence Center (ASEC) では、人事評価シートを装ったフィッシングメールを通じて配布されている Guloader マルウェアを確認した。メールには2025年10月の人事評価シートが添付されており、一部の従業員が解雇予定であるという内容に言及することで添付ファイルを開くよう誘導している。 [図 1] フィッシングメール本文 添付ファイルは…

React2Shell: 最新の Web フレームワークを脅かす深刻な RCE 脆弱性(CVE-2025-55182)

概要 2025年12月、Web 開発のエコシステムを揺るがす深刻なセキュリティ脆弱性、React2Shellが公開された。この脆弱性は、React Server Components と Flight プロトコルを使用するアプリケーションで発生し、攻撃者はたった1回の HTTP リクエストでサーバー上で任意のコードを実行することができる。CVSS スコアは10.0(Critical)で評価され、認証なしに攻撃が可能であるという点から、その波及効果は非常に大きい。本記事では、React2Shell(CVE-2025-55182)の発生原理と攻撃フロー(React Server…

React2Shell 脆弱性(CVE-2025-55182)を悪用した EtherRAT マルウェアの配布

AhnLab SEcurity intelligence Center(ASEC)では、近年公開された React2Shell 脆弱性を追跡していたところ、Node.js を活用した高度化したマルウェアの配布を確認した。この攻撃は、複数の段階を経て EtherRAT として知られているマルウェアをインストールし、最終的な目的は、拠点確保、情報窃取、仮想通貨窃取であることが確認された。   攻撃者は、攻撃対象の IP…