様々な形式で拡散するCLOPランサムウェア Posted By ATCP , 2019년 06월 27일 当社は、これまで Ammyy バックドアの拡散プロセスと、Ammyy バックドアと CLOP ランサムウェアが同じ証明書を使用している点をブログに掲載してきた。これらを総整理し、拡散の段階から最後のランサムウェアまでの拡がりを整理する。以下の [図1] は全般的な構造を表現したものであり、一目で見ても複雑に構成されていることがわかる。 今年、2月初めからメールに不正な文書が添付されて拡散されたが、当社ブログに掲載したように、国税庁を騙るメールをはじめとして、実行を誘導する内容と共に文書ではなく HTML ファイルが添付されたものが出回っていることを確認した。上の [図1]…
有効なデジタル証明書により署名された不正なファイルの増加 Posted By ATCP , 2019년 06월 04일 発行元の識別情報をもとに信頼性を高め、完全性を確保するためにファイルにデジタル署名を行う過程を、コードサイニング(Code Signing)という。ファイルの作成者は、公認の認証局(CA、Certificate Authority)を通してデジタル証明書(Digital Certificate)の発行を受け、作成したファイルをその証明書で署名する。 コードサイニングが行われたファイルは認証局によって認証されたファイルであるため、Web ブラウザのダウンロード検証段階やファイルの実行段階でアンチウイルスソフトの検出を回避するのが容易である。これによって、マルウェアの攻撃者はファイルに有効なデジタル署名(Digital Signature)情報を追加して拡散を試みることもあるが、このような試みはすでに2010年のスタクスネット(Stuxnet)等、過去から確認され続けている。 注目する点は、今年上半期に国内で活発に拡散された不正なファイルのうち、有効なデジタル証明書によって署名されたファイルが非常に多く、現在も活発に作成されているという事実である。また、国際的なハードウェアメーカーである ASUS が発行を受けた証明書により署名されたファイルの中にも、情報流出機能があるマルウェアが発見され、大きな話題となった。 識別情報が確認され、信頼可能な認証局を通してのみデジタル証明書の発行を受けることが可能だが、どのようにして有効な証明書により署名された不正なファイルが作られるのだろうか?証明書がある不正なファイルは、証明書の発行シナリオによって次の3種類に分かれる可能性が高い。 ①…
ファイルレス形式のMagniberランサムウェアの事前防御(V3行為検出) Posted By ATCP , 2019년 05월 31일 一昨年(2018年)、AhnLab 分析チームが製作したマグニバー(Magniber)復旧ツールの配布以降、Magniber がファイルレス(Fileless)形式に変化したため、復旧が不可能になった。Fileless 形式で拡散している Magniber は、行為検出を回避してファイルの暗号化を成功させるために(感染システムの)権限がある不特定のプロセスに無差別なインジェクションを実行する形へと進化した。このような手法によって、ランサムウェア行為の主体が感染システム実行中の正常なプロセスとなり、そのプロセスを終了しても他のプロセスによってランサムウェア行為が再度実行される構造であるため、感染後はブロックすることが難しくなる。 Anti-Virus 製品が単純にランサムウェア行為(ファイルの暗号化)を実行するプロセスを検出して終了する場合、Windows システムのプロセスが終了すると、ブルースクリーンが発生するか、正常な使用が不可能になるため、ユーザーは再起動を行う必要がある。攻撃者は、Magniber を復旧が不可能な形式へと進化させ、検出を困難にするために Fileless 形式へと変更し、行為検出を回避するためにインジェクション対象を変更するなど、あらゆる方面で動作方法を変更してきた。しかし、最初に感染させるために利用する脆弱性は…
[注意] 国内企業をターゲットに大量拡散するExcelファイル分析 – AmmyyリモートコントロールバックドアとClopランサムウェアの拡散 Posted By ATCP , 2019년 05월 29일 最近、国内で最も問題となっているターゲット型の攻撃は、企業をターゲットとして拡散しているAmmyyリモートコントロールバックドアと、これによってインストールされるClopランサムウェアである。バックドアファイルはオンラインで公開されているAmmyyリモートコントロール・プログラムのソースを利用して製作され、これを攻撃対象のPCに埋め込んだ後、リモートでシステムにアクセスする。攻撃者が掌握したシステムにおいて最終的に実行しようとする不正なファイルは、Clopランサムウェアである。 特徴として、この攻撃は拡散過程において攻撃対象のPCがドメインコントローラを利用しているAD(Active Directory)サービス構造のユーザーかどうかを確認する。該当する場合は拡散プロセスを実行するが、これは一般的に、ユーザーをドメインで構成してシステムを運用する企業を攻撃対象とすることを意味している。 企業ユーザーをターゲットにしてインストールされるハッキングツール、Ammyy (CLOPランサムウェア)ハッキングツール、Ammyyを利用したCLOPランサムウェアの拡散国内ユーザーをターゲットに拡散している不正Excel文書ファイル 問題は、攻撃の発端となる不正なファイルが非常に巧妙に作られたExcelファイルだということである。Excelファイルは、企業の電子メールアカウントを対象に同時多発的に送信されるが、大量送信と送信された電子メールの内容によって、ユーザーがそれを実行する可能性が非常に高い。今回の記事では、過去から現在までAmmyyリモートコントロールバックドアとClopランサムウェアが含まれているExcelファイルの機能およびその特徴について、変化の順を追って詳細に分析する。そして、この過程で不正なファイルが利用した「Excelマクロ」という過去のExcel 4.0バージョンのマクロ方式のXLMについても説明する。 [1つ目] * 時期 – 2018年12月26日、最初に確認* 主な特徴 – Excel 4.0 (XLM)のマクロシートを利用、マクロシート非表示、msiexec.exeプロセスを利用したファイルのダウンロード 不正Excelファイルを開くと、”文書の内容を表示するには、上部のメッセージバーから[コンテンツの有効化]をクリックしてください”という韓国語または英語メッセージが確認できる。コンテンツの有効化は、マクロコードの動作に対する許可を意味している。メッセージはテキストではなく、攻撃者が意図的に作成した画像になっており、この画像名は図を意味する「Рисунок」となっている。この偽のメッセージ部分は、後に説明する不正Excelファイル全てに共通する特徴である。 有効化された不正なマクロはXLMマクロで作成されているが、これは従来のVBAとは全く異なる。XLMマクロは、過去のExcel 4.0(1992年リリース)のデフォルトマクロ形式である。以降、1993年に登場したExcel 5.0から現在まではデフォルトマクロコードにVBA言語を使用しているが、現在でも過去のExcel…
V3Liteの使用有無に応じて差別化された実行方式を使用する、BlueCrab(Gandcrabの後続) Posted By ATCP , 2019년 05월 17일 最近新しく登場したBlueCrabランサムウェアは、従来のGandcrabランサムウェアのように様々な方式で拡散している。拡散手法は、不正な文書を含むフィッシングメール、ユーティリティフィッシングのダウンロードページ等が該当する。AhnLab ASECは、ユーティリティを装ったJavaScriptの拡散コードを監視している。 ユーティリティフィッシングのダウンロードページからダウンロードされたJavaScriptファイル(.js)は、実行するとBlueCrabランサムウェアが実行される。 現時点のJavaScriptの実行フローは[図1]の通りであり、Powershell.exeにBlueCrabランサムウェアがインジェクションされて暗号化が実行される。 ここで注目する点は、V3Liteのユーザーを対象に差別化された実行方式が使用されるという点である。当社製品は、BlueCrabランサムウェアが使用する特定のUAC(ユーザーアカウントコントロール)回避手法を行為ベースで事前ブロックしている。マルウェアの製作者は、このようなブロックを回避するために当社製品のユーザーにはUACの回避手法を用いずに、UAC通知ウィンドウを100回繰り返してユーザーに「はい」をクリックさせて実行するように誘導する。V3Liteがインストールされていない環境では、ユーザーが知らないうちにUAC通知ウィンドウが表示されることなく、回避手法によって直ちに実行する構造を持っている。 [図2]は、特定のUAC回避コードである。赤線部分のコードのように、当社製品ファイルの存在有無を確認し、存在する場合は当該コードは実行されない。 [図3]は、上記方法が実行されなかった場合に実行されるコードの一部であり、for文によってUAC通知ウィンドウを100回繰り返すコードであり、[図4]はUAC通知ウィンドウを発生させるShellExecueExA関数である。 この方式で実行される、UAC通知ウィンドウが発生し、[はい]ボタンをクリックするまでこのUAC通知ウィンドウが100回発生する。 この方式で拡散するBlueCrabランサムウェアの拡散スクリプトは、行為検出によってブロックされる。 ファイルの診断 – JS/Gandcrab.S10 (2019.05.10.00)…
スパムメールを悪用したCrypter系マルウェアの拡散および作動方式 Posted By ATCP , 2019년 05월 02일 文書ファイルや圧縮ファイルを添付してマルウェアを拡散させる不正なスパムメールによる攻撃手法は、過去から現在まで絶えず攻撃者が使用しているマルウェア拡散方法のひとつである。AhnLab ASEC 分析チームは、多数の顧客から収集したスパムメールを分析した結果、電子メールに添付された不正な文書ファイルからダウンロードされたファイルが主に Crypter 系の情報流出型マルウェア(HawkEye、Nanocore、FormBook、Lokibot、Remcos)であることを確認した。Crypter 系のマルウェアは、暗号アルゴリズムを使用して AV シグネチャ検知ができないように、ファイル内部にマルウェアを暗号化した状態で保存したものをいう。 スパムメールに添付された不正な文書ファイルは、以下の [図2] のようにユーザーのアクションが必要な場合と、そうでない場合に分けられる。 [図2]…
MBR感染機能のCoinMiner(コインマイナー)、国内で拡散中(DarkCloud Bootkit) Posted By ATCP , 2019년 04월 22일 AhnLab ASECは2月、国内外のセキュリティ製品を無力化させ、感染システムのMBR(Master Boot Record)を改ざんするCoinMinerが拡散していることを確認した。海外では「DarkCloud Bootkit」として問題視されたこのタイプのマルウェアは、従来の暗号貨幣採掘型マルウェアとは異なり、MBRを感染させる機能を持っており、「ZwCreateSection」APIのパッチによって一般ユーザーが感染したMBRコードを確認できないようにする特徴を持つ。AhnLab ASECは、MBRを感染させようとする行為を検出して防御を行っており、確認の結果、2019年3月20日前後からMBR感染に関する行為の検出数が急増していた。 もちろん、MBRの感染させようとすることがすべて「DarkCloud Bootkit」マルウェアによるものとは考えられない。しかし、この時期に当該形式のマルウェアが国内で集中的に出回っていたことが確認されたため、ユーザーの注意が必要である。(3月22日に80件ほどを確認) 「DarkCloud Bootkit」マルウェア内の感染対象となるOSに関する情報は以下の[表]の通りであり、ほとんどのOSが感染対象であることがわかる。 OS Version…
拡張子ごとに暗号化方式の違いを示すGandCrab v5.2 Posted By ATCP , 2019년 04월 15일 当社ブログで以前から掲載してきたように、GandCrab は様々な方式で拡散している。これまでに GandCrab はバージョンをアップデートして変化してきたが、現在までに確認されている最新の内部バージョンはv5.2である。当社では、このv5.2バージョンの暗号化対象の拡張子を確認する方法と、これにより暗号化方式が以前のバージョンと異なるという点を発見した。 GandCrab v5.2 は拡張子リストを3つのグループに分類して管理および確認しているが、その構成は以下の通りである。 上で述べたように、一番上の拡張子リストは該当する拡張子の場合に暗号化から除外し、2つ目の拡張子リストの場合、事実上内部コードで比較した後に使用される部分がないため、フェイクとしてリストのみを持っていることが推測される。したがって、実際に暗号化を実行し、3つ目の拡張子リストに含まれていないため、0x100000サイズの暗号化を実行する。 (この内容は後で詳しく説明する)また、最後の3つ目の拡張子リストの場合、この拡張子にマッチする場合とそうでない場合に応じて、暗号化を行う方式に違いがあることが分かった。 GandCrab v5.2 の暗号化に必要なキーを使用する方式は、過去に当社が公開した従来のv4.xと変わらない。ただし、従来は暗号化されたSalsa20キーやローカルの秘密鍵をレジストリに保存していたが、現在は保存せずにランサムノートにのみBase64で暗号化して保存するため、攻撃者に復旧を要求するときにランサムノートが不可欠であるものと考えられる。 ファイルを暗号化する際、従来のバージョンと同じくSalsa20アルゴリズムを利用する。ファイルの前から0x100000のサイズに分けて暗号化を実行する。3つ目の拡張子リストにマッチした場合はファイル全体を暗号化し、マッチしない場合はファイルの一番最初から0x100000の位置までを暗号化する。そして、ファイルの下位に「暗号化されたサイズ」が保存されるとき、最終的に3つ目の拡張子リストにマッチする場合は暗号化対象の元のファイルのサイズと同じデータが保存され、マッチしない場合は0x100000が保存(ファイルサイズが0x100000よりも小さい場合)される。したがって、ファイルサイズが0x100000より大きく、上の3つ目のリストにマッチしない場合は、データが保存される。 そして、拡張子ごとに暗号化を区別して実行するルーティンによって暗号化除外条件を追加で確認できるのだが、その内容は以下の通りである。…
[注意] 国内仮想通貨業者をターゲットにした「Amadey」マルウェアの攻撃試行 Posted By ATCP , 2019년 04월 02일 AhnLab ASECは最近、国内の仮想通貨業者をターゲットとした電子メールの添付ファイル(DOC、RTF、VBS、EXE等、様々)による形で「Amadey」という名前のマルウェア攻撃が頻繁に試行されていることを確認した。現在までに攻撃に使用された文書ファイルおよび実行ファイル名は次の通りである。 – Crypto Market Predictor for Desktop V2.13.exe – Price list on blockchain…
Operation ShadowHammer (ASUS証明書のみが問題?) Posted By ATCP , 2019년 03월 27일 2019年3月25日、ASUSソフトウェアアップデートサーバーがハッキングされ、有効な証明書を含むマルウェアの拡散がKaspersky Labによって報告された。Kasperskyはこれらの攻撃を「Operation ShadowHammer」と命名し、ASUSには2019年1月31日の攻撃に関する情報を伝達したものと知られており、最初の攻撃は2018年6月から11月の間に開始されたものと推定される。攻撃を受けたASUS Live UpdateはほとんどのASUSコンピュータにインストールされており、BIOS、UEFI、ドライバ、およびアプリケーションのようなコンポーネントを自動でアップデートするために使用されるユーティリティである。 Kasperskyの統計によると、57,000人を超えるKasperskyユーザーがASUS Live Updateのバックドアバージョンをダウンロードしてインストールしたものと知られているが、実際には全世界で100万人を超えるユーザーに影響を与えるものと予想される。 Kasperskyが公開したASUS Live Updateインストールファイル(md5: aa15eb28292321b586c27d8401703494)を分析した結果、この攻撃は特定のMACアドレスを持つユーザーをターゲットにして情報流出を目的に製作されたものと推定される。問題は、公開されたインストールファイルは「ASUSTek Computer Inc」という有効な証明書が含まれているという点であり、以下の図はKasperskyが公開したマルウェアに使用された有効な証明書を示しており、シリアル番号は「05e6a0be5ac359c7ff11f4b467ab20fc」だと言及している。…