Lazarus グループの NukeSped マルウェア解析レポート

AhnLab のセキュリティ対応センター(ASEC)は、2020年頃から最近までに確認されている Lazarus グループの攻撃に関して解析レポートを公開している。ここで取り上げるマルウェアは NukeSped という名前で知られており、攻撃者のコマンドを受け取って様々な不正な振る舞いを実行できるバックドア型マルウェアである。この文書では、NukeSped を利用した攻撃に関する全体的なフローを解析する。順番に確認された配布方式に始まり、NukeSped の様々な機能の解析、攻撃者から渡されたコマンドや追加でインストールされるマルウェアまで、段階ごとに詳しく整理していく。 ____ Lazarus グループの NukeSped…

ASEC マルウェア週間統計 ( 20211025~20211031 )

ASEC 分析チームでは、ASEC 自動解析システム RAPIT を活用し、既知のマルウェアに対する分類および対応を進めている。ここでは、2021年10月25日(月)から2021年10月31日(日)までに収集された1週間の統計を整理する。 大分類の上ではインフォスティーラーが48.3%と1位を占めており、その次に RAT(Remote Administration Tool)マルウェアが24.5%、ダウンローダーが18.3%、バックドア型マルウェアが4.6%、ランサムウェアが4.1%、バンキングマルウェアが0.2%と集計された。 Top 1 – …

対北朝鮮に関する内容を含む不正な Word の持続的な拡散を確認

ASEC 分析チームは、対北朝鮮に関する内容を含む不正な Word ドキュメントが継続的に拡散していることを確認した。確認された Word ファイルに含まれたマクロコードは、過去に掲載した < 「輸出用インゴット売買契約書」に偽装した不正な Word ドキュメント>で確認されたものと類似している。 最近確認されたファイル名は以下の通りである。 中国の軍事戦略分析及び未来の軍事戦略展望.doc (10/25…

ASEC マルウェア週間統計 ( 20211018 ~ 20211024 )

ASEC 分析チームでは、ASEC 自動解析システム RAPIT を活用し、既知のマルウェアに対する分類および対応を進めている。ここでは、2021年10月18日(月)から2021年10月24日(日)までに収集された1週間の統計を整理する。 大分類の上ではインフォスティーラーが62.0%と1位を占めており、その次にダウンローダーが20.2%、RAT(Remote Administration Tool)マルウェアが6.7%、バックドアマルウェアが5.3%、ランサムウェアが4.2%、バンキングマルウェアが0.9%、コインマイナー(CoinMiner)が0.7%と集計された。 Top 1 –  AgentTesla…

COVID-19 支援金に関する「個人情報取扱い同意書」を本文内容に含んだ不正なアレアハングル(HWP)ファイル

ASEC 分析チームでは、しばらく拡散が落ち着いていた不正なアレアハングル(HWP)ファイルを確認した。今年4月を最後に掲示された HWP ファイルの場合も、内部に不正なリンクオブジェクトを挿入したものであり、今回確認された不正な EPS が挿入されたケースは今年に入って初めて確認されたものである。VirusTotal にもアップロードされているファイルで、何者かがアップロード時に「test.hwp」、「123.hwp」という名前でアップロードしたものと見られ、テスト段階で製作した可能性も排除できない。 ただし、最近掲示された「特定航空会社の自己紹介書に偽装」の不正な RTF と内部シェルコードが同じであるという点は注目に値する。このシェルコードによって接続を試みた不正な URL は、以前のブログで取り上げたように、2019年に不正な…