夏季学術大会の経歴書式ファイルに偽装した Word ファイルによるマルウェアが拡散中

ASEC 分析チームは今月初めにターゲット型攻撃と推定される不正な Word ドキュメントを紹介したが、最近このタイプによるマルウェアが新たな内容で配布されていることを確認した。マルウェアは以下のようにメールによって配布されており、韓国国内の夏季学術大会管理者を詐称している。メールには‘[** 하계학술대회]_양력.doc’(翻訳:[**夏季学術大会]_陽暦.doc)が添付されており、当該ファイルの作成を誘導している。 メールに添付された Word ファイルは以下の通りであり、不正なマクロが含まれている。ドキュメントの作成者と前回保存者はどちらも以前発見された「謝金支給依頼書」と一致し、同じ攻撃者によって行われたものと推定される。(https://asec.ahnlab.com/jp/24462/) このファイルも以前の「謝金支給依頼書」と同じく、単純にファイルを開くだけでは不正な行為が実行しない。ユーザーがドキュメントにテキストを入力する際に不正なマクロが実行される。マクロの実行時、以下の URL からデータを受け取り %APPDATA%\desktop.ini…

ASEC マルウェア週間統計 ( 20210628~20210704 )

ASEC 分析チームでは、ASEC 自動解析システム RAPIT を活用し、既知のマルウェアに対する分類および対応を進めている。ここでは、2021年6月28日(月)から2021年7月4日(日)までに収集された1週間の統計を整理する。 大分類の上ではインフォスティーラーが67%と1位を占めており、その次に RAT(Remote Administration Tool)マルウェアが13.5%、CoinMiner が7.0%、ダウンローダーが5.9%、Ddos が3.4%、ランサムウェアが3.1%、の順に集計された。 Top…

ASEC マルウェア週間統計 ( 20210621~20210627 )

ASEC 分析チームでは、ASEC 自動解析システム RAPIT を活用し、既知のマルウェアに対する分類および対応を進めている。ここでは、2021年6月21日(月)から2021年6月27日(日)までに収集された1週間の統計を整理する。 大分類の上ではインフォスティーラーが68.2%と1位を占めており、その次に RAT(Remote Administration Tool)マルウェアウェアが21.7%、DDoS が3.9%、ダウンローダーが3.1%、ランサムウェアが2.2%の順に集計された。 Top 1…

Discord を利用した違法ポルノに偽装したインフォスティーラー型マルウェアの拡散

ASEC 分析チームでは、最近 Discord メッセンジャーを通じて情報奪取型マルウェアが拡散していることを確認した。Discord を通じて配布されるこのマルウェアは、奪取した情報を Discord API を利用して攻撃者に伝達する。参考に、Discord を利用して配布する方式は従来も紹介したことがある。 https://asec.ahnlab.com/jp/19333/ マルウェアを配布する Discord…

ASEC マルウェア週間統計 ( 20210614~20210620 )

ASEC 分析チームでは、ASEC 自動解析システム RAPIT を活用し、既知のマルウェアに対する分類および対応を進めている。ここでは、2021年6月14日(月)から2021年6月20日(日)までに収集された1週間の統計を整理する。 大分類の上ではインフォスティーラーが79.6%と1位を占めており、その次に RAT(Remote Administration Tool)マルウェアが18.5%、ダウンローダーが1.9%と集計された。 Top 1 –  AgentTesla…

ターゲット型攻撃による不正な Word ドキュメントの拡散

APT ターゲット型攻撃と推定される<謝金支給依頼書>という内容の不正な Word ドキュメントが再び拡散された。同様の文書内容のマルウェアは今年3月にも発見されており、ASEC ブログで関連する解析内容を公開した。今回発見された Word ドキュメントは最近作成されたものであり、従来の攻撃と内容は同じだが、動作方式に違いが見られた。この記事では、新たに発見された<謝金支給依頼書>の不正な Word ファイルの機能と特徴、そして同じ攻撃者(制作者)が作ったものと推定される関連ファイルについて説明する。 ファイル名:사례비지급 의뢰서(양식).doc (翻訳:謝金支給依頼書(様式).doc)…

異なるアウトラインで拡散している情報奪取型マルウェアの CryptBot

CryptBot マルウェアは、ユーティリティのダウンロードページに偽装した不正なサイトを通じて配布される情報奪取型マルウェアである。特定のプログラム、クラック、シリアル等のキーワードを検索すると関連する配布元が上部に表示され、そのページにアクセスしてダウンロードボタンをクリックすると、CryptBot マルウェアのダウンロードページにリダイレクトする。 不正なサイトは様々なキーワードにより、非常に多くの数が開設されている。ほとんどの有名なソフトウェアのキーワードを検索すると多数の不正なサイトがページ内で上位に表示され、関連するファイルの検知数量も相当である。ネットサーフィン中に以下のようなページに遭遇した場合、絶対にファイルをダウンロード、または実行してはならない。 [図1]様々なキーワードで開設された不正なサイト [図2] リダイレクトされたファイルのダウンロードページ 配布元サイトからダウンロードされるファイルは ZIP 形式の圧縮ファイルで、内部にはマルウェアを暗号化して圧縮したもう一つの ZIP ファイルとパスワードが書かれているテキストファイルが入っている。圧縮ファイル名はユーザーが検索したキーワードで構成されているため、正常なプログラムと誤認することがある。内部にパスワードが記載されたテキストファイルには、圧縮解除用パスワードとともに…