Month: December 2021

ASEC マルウェア週間統計 ( 20211220~20211226 )

ASEC 分析チームでは、ASEC 自動解析システム RAPIT を活用し、既知のマルウェアに対する分類および対応を進めている。本記事では、2021年12月20日(月)から12月26日(日)までの一週間で収集されたマルウェアの統計を整理する。 大分類の上ではインフォスティーラーが51.9%と1位を占めており、その次に RAT(Remote Administration Tool)マルウェアが36.3%、ダウンローダーが8.1%、コインマイナーが2.2%、ランサムウェアが1.5%と集計された。 Top 1 –  RedLine…

対北朝鮮関連のアレアハングルドキュメント(HWP)が拡散中

ASEC 分析チームは最近、対北朝鮮関連の不正なアレアハングルドキュメントファイルが拡散している状況を確認した。動作方式は脆弱性を利用したものではなく、ドキュメントを開いた際に表示される画面にユーザーのクリックを誘導するハイパーリンクを挿入し、これをクリックすることでドキュメント内部に含まれる実行ファイルが動作する方式である。このようにドキュメント内部に実行ファイルが存在しているものは正常なアレアハングルドキュメントでも確認されている特徴であり、これはオブジェクトの挿入によって可能な正常な機能であると言える。感染するとタスクスケジューラによって121分ごとに自動で実行されるように設定されており、追加で外部の不正なファイルを Google Drive (https://drive.google.com)を通じてダウンロードする構造である。また、動作プロセスにおいて V3 製品の検知画面を隠す特徴を持っている。実際に不正なファイルを検知し治療を行う過程には問題がないが、ユーザーが疑わしいファイルであることを認知できないようにしているため、格別な注意が要求される。このように、最近対北朝鮮関連のマルウェアが増加しており、検知を回避するための試みが確認されているため、注意が必要である。 ファイル名 : ONN-Construction activities near Chamjin-ri…

V3 ネットワークの検知機能による Log4j 脆弱性(CVE-2021-44228)の検知

2021年12月10日、Apache Log4j 脆弱性(CVE-2021-44228)が公開されたことにより、Github に様々な POC(Proof of Concept:概念実証)がアップロードされた。Log4j 脆弱性は攻撃者がログメッセージに不正なアドレスクラスを挿入し、Web サーバーに攻撃者が製作した不正なクラスを実行させることができるため、波及力が大きい。 AhnLab では Log4j…

ASEC マルウェア週間統計 ( 20211213~20211219 )

ASEC 分析チームでは、ASEC 自動解析システム RAPIT を活用し、既知のマルウェアに対する分類および対応を進めている。本記事では、2021年12月13日(月)から12月19日(日)までの一週間で収集されたマルウェアの統計を整理する。 大分類の上ではインフォスティーラーが63.4%と1位を占めており、その次に RAT(Remote Administration Tool)マルウェアが22.0%、ダウンローダーが7.5%、コインマイナーが4.0%、バンキング型マルウェアとランサムウェアがそれぞれ1.3%、バックドアが0.4%と集計された。 Top 1 – Formbook Formbook…

Kimsuky グループの APT 攻撃事例 (PebbleDash)

最近 ASEC 分析チームは、APT 攻撃を試みるマルウェアの動向を継続的に把握しており、関連内容を共有している。今回確認された事例は PebbleDash バックドア型マルウェアを利用した攻撃事例であり、このほかにも AppleSeed、Meterpreter およびさらなる別のマルウェアのログを確認することができた。 PebbleDash バックドア 攻撃者は以下のようなスピアフィッシングメールを送信して、ユーザーが添付ファイルのリンクをクリックして圧縮ファイルをダウンロードし、実行させるように誘導している。 添付の zip ファイルを解凍すると以下のような「준공계.pif」(翻訳:竣工届.pif)ファイルを確認できる。このマルウェアは実際に不正な振る舞いを実行する PebbleDash バックドア型マルウェアをドロップするドロッパーマルウェアである。 ドロッパーマルウェアは PebbleDash…