マルウェアの情報

V3 ネットワークの検知機能による Log4j 脆弱性(CVE-2021-44228)の検知

2021年12月10日、Apache Log4j 脆弱性(CVE-2021-44228)が公開されたことにより、Github に様々な POC(Proof of Concept:概念実証)がアップロードされた。Log4j 脆弱性は攻撃者がログメッセージに不正なアドレスクラスを挿入し、Web サーバーに攻撃者が製作した不正なクラスを実行させることができるため、波及力が大きい。 AhnLab では Log4j…

Kimsuky グループの APT 攻撃事例 (PebbleDash)

最近 ASEC 分析チームは、APT 攻撃を試みるマルウェアの動向を継続的に把握しており、関連内容を共有している。今回確認された事例は PebbleDash バックドア型マルウェアを利用した攻撃事例であり、このほかにも AppleSeed、Meterpreter およびさらなる別のマルウェアのログを確認することができた。 PebbleDash バックドア 攻撃者は以下のようなスピアフィッシングメールを送信して、ユーザーが添付ファイルのリンクをクリックして圧縮ファイルをダウンロードし、実行させるように誘導している。 添付の zip ファイルを解凍すると以下のような「준공계.pif」(翻訳:竣工届.pif)ファイルを確認できる。このマルウェアは実際に不正な振る舞いを実行する PebbleDash バックドア型マルウェアをドロップするドロッパーマルウェアである。 ドロッパーマルウェアは PebbleDash…

デザイン修正リクエストのドキュメントに偽装した情報窃取目的の不正な Word

ASEC 分析チームは、韓国国内ユーザーをターゲットにした不正な Word ドキュメントが拡散していることを確認した。ファイル名は デザイン修正リクエスト.doc であり、以下のようにマクロの実行を誘導する画像が含まれている。 この Word ファイル内部には以下のように hxxp://filedownloaders.com/doc09 から追加ファイルをダウンロードする不正なマクロが含まれている。ユーザーがコンテンツの有効化ボタンをクリックすると、マクロが自動で実行され、追加の不正なファイルをダウンロードする。 その後、ダウンロードした…

韓国の国税庁を騙るメールを通じて Lokibot マルウェアが拡散中

ASEC 分析チームは最近、ホーム TAX を詐称する不正なメールが出回り続けていることを確認した。メール送信者のアドレスは昨年と同じくホーム TAX に偽装した hometaxadmin@hometax.go[.]kr, hometaxadmin@hometax[.]kr であり、本文内容にも電子税金計算書関連の内容が含まれている。 このタイプのメールは以前から拡散が続いており、昨年の「国税庁「電子税金計算書」を詐称する Lokibot の拡散」の記事で共有した詐称メールの場合は不正なマクロが含まれた…

より精巧になった不正な PPT を通じて AgentTesla が拡散中

ASEC 分析チームは、昨年から拡散が続いている不正な PPT ファイルについて紹介してきた。最近では、不正な PPT ファイルで実行されるスクリプトに、様々な不正な機能が追加されたことが確認された。不正な PPT ファイルが実行される方式はこれまでに紹介してきたものと同じであり、不正なスクリプトによって追加でマルウェアの実行、Anti-AV、UAC bypass 等の機能を遂行する。 PPT ファイルを開くと、従来と同様、以下のようにマクロを含むかどうかを選択する警告ウィンドウが表示される。このとき、マクロを含むボタンを選択すると不正なマクロが自動で実行される。…