「発注書」メールによって配布されるダウム(Daum)偽装フィッシング Posted By Hansoyoung , 2021年 October 19日 最近、マルウェア配布に多く利用されている方法のうち、かなりの割合を占めるものがフィッシングメールである。ASEC 分析チームでは、過去にも複数のブログを通じて特定のフィッシング攻撃だけでなく、フィッシングメールのタイプについても整理してきた履歴がある。 https://asec.ahnlab.com/jp/27135/ 今回もそれらと同様、ユーザーのダウム(Daum)アカウント情報の流出を目的とするフィッシングメールが確認された。このメールは、以下の[図1]のように特定の大学を受信者、または送信者に設定して配布していることから、特定ターゲットのアカウント情報を収集する目的で作成されたものと推定される。 発注書に関する内容確認メールに偽装し、添付された HTML を実行してユーザーがダウム(Daum)アカウントの情報を入力するように誘導する。以下の左側画面が添付された HTML スクリプトを実行すると確認できるページである。右側の正常なログイン画面と比較すると明らかな違いがあるが、何の疑いもなくスクリプトを実行してしまうと、正常なページと勘違いしやすい。 ユーザー ID とパスワードを入力してログインボタンをクリックすると、ユーザー情報は特定のアドレスに流出され、流出した…